メカニカル・エリス
~ 終焉のシンフォニー ~

  あとがき

 作者の かつにぃ です。

 この度は『メカニカル・エリス:終焉のシンフォニー』を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。小説を書くという夢は、私にとって長い間、心の中に温めていたことでした。そんな折に、友人から第二回東京中野文学賞の存在を聞き、この機会を逃してはいけないと思い立ち、この物語を書き始めることにしました。

 本作の舞台となる哲学堂公園は、私が何度も訪れた、心の拠り所でもある場所です。運命のいたずらにより、私は莫大な借金を背負い、絶望の淵に立たされた経験があります。しかし、何度も生きることを諦めそうになりながらも、必死にその状況を乗り越えてきました。そんな私の人生経験が、物語の中で登場人物たちに少しでも反映されているなら嬉しく思います。

 玲奈というキャラクターは、もし私に娘がいたらどんな存在だったのだろうか、という思いから生まれました。息子はいますが、娘を持つことは私にとって未知の領域であり、玲奈はその幻想の中で形作られたキャラクターです。一方、美音は、私の若かりし頃の初恋のイメージを投影しました。そして直哉は、まさしく私自身の分身です。

 プログラマーとして長年仕事をしてきた私は、小説を書くことがプログラミングに非常に似ていると感じました。あらすじを書くことは設計書を作成する作業に似ており、そのあらすじを基に詳細な文章を書き進める過程は、プログラムをユーザーを意識して組み上げる作業と同じです。校正作業は、まさにデバッグ作業そのものです。

 この小説を楽しんでいただけたなら、ぜひ「メカニカル・エリス:終焉のシンフォニー https://katsunii.com/ 」を、普段お使いのSNSでシェアしていただけると嬉しいです。お忙しい中、この物語にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

これからも、あなたの心に響く物語を届けられるよう、精進してまいります。

かつにぃ info@katsunii.com

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